Typetalkのボット機能を利用して、ボットにメッセージを投稿しましょう。ボットにデータを取得させてチームメンバー同士で情報を共有したり、ボットに会話をさせてその場を和ませたり、様々な使い方ができます。
本記事では「ボットを作ってみたいけれど、難しそう…」という方を対象に、Typetalkボットにメッセージを投稿させる手順を説明します。
目次
トピックにボットを作成する
それでは早速ボットをトピックに作成して、メッセージ投稿の準備を進めていきましょう。
1.ボット作成ページに移動する
Typetalkでは、トピックごとにボットを作成できます。他のトピックを気にせず、気軽にボットを使えるようにするためです。それでは、まずボットを作成するページまで移動しましょう。
- トピック名の右端にある「…」をクリックし続けて「トピック設定」をクリックする
- 「ボット」タブをクリックし、ボット設定ページに移動する
- 「新規追加」ボタンをクリックし、ボット作成ページに移動する
2.ボットを作成する
ボット作成ページに移動したら、さっそく作成するボットの基本情報を入力していきましょう。
ボットに任意のID、名前をつけて「作成」ボタンをクリックするだけで、メッセージを投稿するだけのボットを作成できます。
ボットの基本情報ページに入力する項目の説明をします。
ボットアイコン:ボットをお好みの画像に変更できます。「変更」をクリック、またはアイコンに直接画像をドラッグ&ドロップして、画像をアップロードします。
ID:トピックで一意となるボットIDを定義します。IDには小文字の英数字と – と _ のみ使用できます。今回は「bot」という名前を指定してみます。なお、同じトピックに同じIDのボットを登録することはできません。
名前:作成するボットのニックネームになります。こちらは日本語を使って愛称のある名前にでき、投稿したときに表示される名前になります。
APIスコープ:ボットが行うことができる範囲を指定します
- topic.read:トピックに投稿されるメッセージを読み取ることができます
- topic.post:トピックにメッセージを投稿したり、いいね!をしたりできます
Outgoing Webhook:チェックをつけることで指定した外部サーバーに投稿した内容を送信して、投稿内容にしたがって様々な処理ができます。指定するURLに投稿したメッセージの内容を送信します。チェックをつけることで有効になります。
- メンション:ボットに@メンションを送ってメッセージ投稿したものだけを登録したWebhook URLに送信します
- すべて:トピックに投稿したすべてのメッセージを登録したWebhook URLに送信します
ボットからメッセージを投稿する
作成したボットから早速メッセージを投稿してみましょう。
作成したボット画面に「メッセージの投稿コマンドサンプル」に記述している文字列をコピーします。右側にコピーボタンがあるので、それをクリックしてもらうと簡単にコピーできます。
コマンドを実行するにあたってWindows/Macユーザーは以下の操作を行なってください。
Windowsユーザー:コマンドプロンプトを開きます。[スタート] >[Windows システムツール] と辿り [コマンド プロンプト]をクリックすると起動します
Macユーザー:ターミナルを開きます。Finderを開いて[アプリケーション] > [ユーティリティ]と辿り[ターミナル.app]をクリックすると起動します。
先ほどコピーしたコマンドを貼り付けて、エンターキーを押して実行してみましょう。 「Hello, Typetalk!」と投稿されているはずです!おめでとうございます!
ボット作成時の注意点
今回はOSに付属しているcurlというプログラムを使って投稿しました。
ボットにメッセージを投稿させる場合は「Typetalk Token」に書かれているトークンが必要になりますが、さきほどの投稿にもトークンが含まれていました。
トピックIDとトークンが第三者に漏れてしまうと、不正にメッセージ送信がされてしまいます。これらの情報は外部に漏洩しないようお気をつけください。
万が一漏れてしまった場合は「トークンのリセット」をすることでトークンを再発行し、使っていたトークンを無効にすることで不正利用を止めることができます。
実際にプログラミングをしてボットと連携する例をTypetalkブログに掲載しています。つくるときの参考にしてみてください。
またデベロッパーズサイトにはTypetalk APIの一覧や使い方があります。こちらもぜひ参考にしていただければと思います。
https://developer.nulab.com/ja/docs/typetalk/
まとめ
Typetalkでは、ボットを利用することで業務を効率化できたり、チームメンバーとわいわい楽しんだりできます。ボットが使えるようになったら、プログラミングを少しずつ勉強して、より高度なことができるようにしていきましょう。
プログラミングはちょっと難しいですが、今はインターネット上にたくさんサンプルがありますし、自分で書いたプログラムが動くと楽しいですよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。