こんにちは!MIHOです。毎日のプロジェクト管理やコミュニケーションで複数のアプリケーションを行き来することは多いのでないでしょうか。新着メッセージを確認するために、毎回チャットツールを開くのは大変!そんなあなたにオススメしたいのが「 Franz 」です!
2017年12月追記:Franzの最新バージョン (v5) に対応できるように内容を更新しました。
Franzとは?
Franzは複数のアプリケーションを一括管理できるサービスです。各アプリケーションで受け取った新着メッセージをひとつのウィンドウで、タブを使って確認できます。本ブログでは、業務の効率化に便利なFranzを使って、ビジネスチャットツールTypetalkとプロジェクト管理ツールのBacklogをシームレスに確認する手順をご紹介します。
Franz で Typetalk と Backlog をサクサク切り替え
ヌーラボでは、GitHub上でFranzのプラグインを公開しており、わずか8分でFranzにBacklogとTypetalkをサービスインできます。
*現在、ヌーラボチームがFranzの開発チームに公式アプリケーションへの追加申請しています。申請が通ったら以下の設定をせずに、Franzでお使いいただけます。
準備するものは3つ
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Franzのアプリケーション( http://meetfranz.com/ )*version5
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BacklogのFranzプラグインリポジトリ( https://github.com/nulab/franz-recipe-backlog )
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TypetalkのFranzプラグインリポジトリ( https://github.com/nulab/franz-recipe-typetalk )
設定手順
1.Franzのアプリケーションをダウンロード
FranzのウェブサイトからFranzのアプリケーション(version5)をダウンロードしましょう。
2.Typetalk/Backlog用のプラグインをダウンロード
BacklogのFranzプラグインリポジトリとTypetalkのFranzプラグインリポジトリ内のファイルをすべてダウンロードします。
3. ダウンロードしたzipファイルを解凍して、名称を「typetalk」「backlog」に変更
franz-recipe-backlog-master もしくは franz-recipe-typetalk-master という名称のzipファイルを解凍すると、アイコンやソースコードなどがまとめられたフォルダが作成されます。このフォルダの名称を必ず「backlog」もしくは「typetalk」に変更(*小文字必須)にしましょう。
4.backlogもしくはtypetalkプラグインを保存するためのフォルダを表示する
Macをお使いの方はFinderを開きます。その際にshift+command+g
のコマンドキーを入力して~/Library/Application Support/Franz/recipes/
と入力します。すると「recipes」というフォルダが表示されます。
Windowsの場合は、エクスプローラーを開いて、アドレスバーに %appdata%/Franz/recipes/
を入力してフォルダを表示してください。
(*FranzのGitHub上のReadmeでは~/Library/Application Support/Franz/Plugins/
のApplication
の後ろに/
がありますが、こちらは削除してください)
5. recipes内にdevフォルダを作成する
Franzにサービスインされているサービスがrecipesに表示されています。Franz公式のアプリケーションではないbacklogとtypetalkをFranzにサービスインするためには、専用のフォルダを作る必要があります。「dev」という名称でフォルダを作成しましょう。
6.devフォルダ内にbacklogとtypetalkのプラグインを移動する
devフォルダ内に3で作成したbacklogとtypetalkのプラグインを保存すれば完了です。
7. Franzのアプリケーションを起動してTypetalk/Backlogが追加されていることを確認
Franzのアプリケーションを起動します。「サービスを新たに追加」欄にTypetalkもしくはBacklogが追加されているので、アイコンをクリックします。
8. 通知設定をしてTypetalk/Backlogを追加
・Backlogの場合
アイコンをクリックすると、サービス名、Backlogチーム(スペースID入力欄)、通知のON/OFF、通知音のON/OFF、サービスのON/OFFを選択できるダイアログ画面が表示されます。
「Save service」で設定完了です。Backlogのウェブサイトが表示されるので、ログインをしてFranzの利用を開始しましょう。
・Typetalkの場合
アイコンをクリックすると、サービス名の入力、通知の表示/非表示、バッジ表示のON/OFF、通知音のON/OFF、サービスのON/OFFを選択できるダイアログが表示されます。
通知の表示/非表示は、@メンションでもらった通知数の表示設定です。「Show unread message badge for all new messages」は、Typetalkでお気に入りに追加しているトピックの未読メッセージをお知らせするバッジの設定です。これらは、サービスタブの横に表示されます。
「Save service」で設定完了です。Typetalkのウェブサイトが表示されるので、ログインをしてFranzの利用を開始しましょう。
通知数とバッジの表示について
Typetalkの通知数とバッジは、@メンションとお気に入りトピックの未読メッセージの有無で表示がわかれます。
@メンションの場合の表示について
@メンションでメッセージをもらった場合は、Typetalkの隣に通知数が表示されます。
お気に入りのトピックで未読がある場合の表示について
お気に入りのトピックで未読メッセージがある場合は、Typetalkの隣にバッジが表示されます。
設定手順は以上になります。Franzでチャットツールやコミュニケーションツールをひとつにまとめることで、ツールを切り替えるスイッチングコストを大幅に削減できます!業務で複数のアプリケーションを使うことが多い方はぜひFranzを使ってみてはいかがでしょうか。
ヌーラボでは、みなさんによって開発されたプラグインやAPIを使った連携機能などの事例を積極的に発信しようと考えています。「このプラグインを作ったのだけど便利!」という声や、チームでオススメの活用事例などがございましたらこちらのフォーラム、またはお問い合わせフォームからぜひ教えてください。
Franzでチームメンバーと楽しいTypetalkとBacklogライフを!