Typetalk(タイプトーク)

メッセージを自動翻訳するTypetalkボットの作り方

Webhook-Google翻訳

グローバル向けのサービスを作っているチームでは、プロジェクトメンバーに日本語を母国語としない方が加入していることも多いでしょう。日々のやりとりで生じる言語の壁を少しでも低くするために、メッセージを自動翻訳するTypetalkボットを使ってみませんか?

主に開発者の方向けの本ブログでは、 Typetalk の Webhook 機能Google 翻訳 API を使うだけで Typetalk に投稿されたメッセージを翻訳して、返信するボットの作成方法をお伝えします。

Typetalk Webhook を用いて作成した Google 翻訳ボット

Google翻訳を使ったTypetalkボットのつくりかた

1. GoogleからAPIキー取得する

まず、翻訳APIを使うために Google Cloud Translation API を用意します。APIキー取得に関する詳しい情報は Google のドキュメントを参照してください。 Google 翻訳 API を使うためには、APIキーをあとで入力する必要があるため、 Cloud Platform管理画面からAPIキーを作成してください。

Google Cloud Translation API キーを作成しましょう。

2. プログラミング!

今回作成したボットをGithubに公開しました。そのリポジトリをcloneして使ってみてください。TypetalkからWebhookデータを受け取り、投稿されたメッセージをGoogle翻訳APIに投げ、その結果をTypetalkに投稿するという実装をしています。

3. メッセージを翻訳したいトピックにTypetalkボットを作成

投稿されたメッセージをボットに受け取らせるために、”Webhookを使う”にチェックを入れ、受け取るWebhookのURLを記入してください。

今回の例では、Typetalkに投稿されたメッセージを、指定したWebhookのURLに送ります。詳しくはTypetalkドキュメントを参照してください。

4. メッセージを投稿して確認

WebhookのURLに指定したサーバーにTypetalkボットを設置して、最初に取得したGoogle APIキーを環境変数に設定して実行します。すると、ボットはTypetalkのトピックに投稿されたメッセージの翻訳を始めます。今回の例では、ユーザーが日本語でメッセージを投稿するたびに、ボットが自動で日本語を英語に翻訳していく仕組みを取っています。

Typetalk自動翻訳ボットまとめ

TypetalkボットとGoogleの翻訳APIを活用することで、母語が異なるメンバーとも円滑にメッセージのやりとりやコミュニケーションができるようになります。

TypetalkのWebhook機能を用いて外部API利用をすることで、Typetalkに投稿されたメッセージに対して様々な処理をすることができます。ぜひチームメンバーと他の用途にも応用してみてください。

Typetalkボットの活用事例はこちら